まずシナリオを作ろう

ここでは、街の小さな『Art Gallery 雅』という画廊を想定し、その入り口にデジタルサイネージでの案内を出すこととします。

いろんな機能を実装することがSigme CMSでは可能ですが、クリエーターがサイネージの開発、運用をすることを学習することを本ガイドでは学ぶため、できる限り機能を制限して、シンプルな実装をしてみます。

要件を整理する

『Art Gallery 雅』は通常、アート作品の展示や販売を行っています。今回のサイネージの目的は以下の2項目です。

  • 入り口に所謂看板として、『Art Gallery 雅』を宣伝し、お客さまに気楽に立ち寄っていただけるようにしたい。
  • 不定期に開催されるイベント、展示会、個展などの案内を効果的に出したい。

以上のリクエストを実現するため、2つの画面を用意し、その作成と配信を通じて、Sigme CMSの操作方法を学んでいきます。

用意する画面(レイアウト)を決定する

まずは、最初の要件の看板としての画面です。ここでは単純化するために全画面表示の画像とします。

次にイベント画面ですが、これは開催するイベント毎に異なるため、ここではある画家の個展を開催することし、その個展の案内と、作品の紹介画面を用意します。

このイベントは、開催に合わせてスケジュールし、開催中は看板画面ではなく、このイベントの案内画面を自動的に表示するようにスケジュールすることを学びます。イベントの終了後は自動的に元の看板画面に戻ります。

このようなすることで、イベント毎に画像をあらかじめ用意すれば、自動でそれを配信することができるようになります。

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